何とか部屋に荷物を運び、ベットに倒れこんだ時には既に夜の7時を過ぎていました。渡された部屋は、エレベーターの機械室のすぐ隣。一晩中『ウィーン・ウィーン』という音が聞こえていました。普段ならすかさず文句を言って部屋を取り替えて貰うところなのですが、この日はその気力もありませんでした。とにかく何か食べ物を胃に放り込んですぐにでも眠りたかったです。受け取ったミールクーポンには、朝7ドルと夜13ドルと印刷されていました。金額が悪く無いと思った人も多いかもしれないが、このミールクーポンには落とし穴がある。それは、宿泊先ホテルのレストランでしか使えない点だ。夕食だけで言えば、選択の余地は無く、ホテルのダイニングで食べなければこのクーポンは利用できない。そして、ホテルのダイニングでは、アラカルトの注文が出来ずに、ブュッフェだけの利用しかさせてもらえない。このブュッフェは、$36.99。つまり2枚のクーポンを足して$20.00にしても、残りの$16.99は自己負担になるのだ。チェリーは、食べるの大好きなので、美味しい物や価値のあるモノを食するのには、たとえ多少高くても文句は無い。一番許せないのは、たいした食事でも無いのに高額を支払わせられた時かもしれない。ハワイに10年住んでいるが、観光客のようにワイキキのホテルで過ごすことなどほとんど無かったので、DRと美味しい食事をして、楽しいハワイアンな夜が楽しめるなら良かった。ところが、表向きには豪華そうに並んでいたエビやカニ。とても食べられるモノでは無かった。年末にワシントンで食べた豪華なカニがまだ新鮮に記憶に残っているチェリーには、一口食べただけでお腹は空いているのに、もう口に入れるのすら嫌になった。大好きなバーベキューリブでさえ、ソースが甘すぎてダメだった。期待と落胆。こうなったら寝るしか幸せへの道はありません。
レストランの前には、パソコンが数台設置されており、宿泊客は自由に使うことが出来る。とりあえず、東京のいりこさんへ、今日は日本に着けないという内容のメールを出した。すると、すぐに携帯にいりこさんから電話がきた。笑いこけているいりこさんだったが、なぜかホテルのミールクーポン事情に詳しくて驚いた。どうやら、こういうときには必ずこのミールクーポンが使われるらしい。よく空港で、1日だけワイキキへの滞在を延ばす、ボランティアを呼びかけているが、この条件には大抵、ホテルと往復の送り迎えとミールクーポンが付いてくるのだそうだ。次回そんなことを言っている係員を見かけたら、ミールクーポンの代わりに$20.00の現金ならばボランティアしてもいいよと言ってみようと思う。もしくは是非、どなたか試してみてください。
部屋に戻ろうとフロントの前を通り過ぎようとした時に、まだ部屋からあぶれていたらしいグループを見かけました。チェリーたちのずっと後ろに並んでいた高齢者ばかりのグループでした。係員らしき人も一緒に居たようなので声はかけませんでしたが、とても気の毒に思いました。
さて、心配していた翌日のフライトですが、午後2時と決定しました。ホテルからのピックアップがなぜか午前10時。また長く待たされることになるようです。この日は、色々と混乱している日本人に出会いました。最初に出会った仲の良さそうな老夫婦は、2時のフライトを待つチェリーたちの横に座り話しかけてきました。そして、○○便は、このゲートで間違いないのですよね?そうですよ、このゲートが昨日の便と同じ乗客が乗る○○便ですと答えたチェリー。老夫婦は、チェリーにボーディングパスを見せて、これで良いのですか?と更に聞いてきた。そのボーディングパスには、今日の日付が入っていた。もともと今日帰る予定なのですか?と老夫婦に聞いてみると、そうだと答えた。時間を見ると12時半。彼らの便の出発時刻は12時45分で三つ隣のゲートから出発する。チェリーは慌てて、二人を立たせ、説明した。二人はゲートに向かって走っていったのだが、戻ってくることは無かったので、多分間に合ったのだと思います。昨日の便は欠航しましたが、基本的には同じ便名で同じボーディングパスを使用している為に、日付の違う同じ便と勘違いする人が多かったようだ。
混乱している日本人パート2は、前日引き返した飛行機の中でチェリーたちの前に座っていた、小さな子供二人と母親とお婆ちゃんで構成された家族でした。待合室で待っている間、2歳くらいの男の子がウロチョロしていたのが見えた。突然、母親とお婆ちゃんらしき二人が子供が居なくなったと騒ぎ始めた。チェリーたちにも見なかったかどうか聞いてきた。そこに良いタイミングで、セキュリティが来たので呼び止めた。顔面蒼白になっている母親が語る子供の特徴を、チェリーがセキュリティに通訳をした。周囲の人たちも一緒になって子供を捜し始めた。しばらくして、きゃっきゃっという声と共に、どこからとも無く子供が現れた。どうやら、まだ出入り禁止になっているゲートの中を無邪気に走り回っていたらしい。良く見ると母親が言っていた子供の服の色が違っていたのだが、やっぱり気が動転していたのだと思った。それにしても無事に見つかって本当に良かったです。
そんなこんなでどうにか再びホノルルを出発しました。長いフライトでしたが、映画が沢山用意されていたので、楽しんで過ごすことが出来ました。今年のオスカーを総ナメにした『Slam dog Millionaire』 もありました。1時間ほど007を見ていたのですが途中でやめて『Slam dog Millionaire』を見ることにしました。日本語の設定にする方法が良く分からなかったので、そのまま英語で見ることにしました。内容は、この旅行の報告が終わったら書きたいと思いますが、まだ見ていない方、お勧めしますよ。その後、笑いを求めて『Fat Albert』を見ました。まあ、好きずきあると思いますが、見なくても良かったかも知れません。気がつくと、成田空港到着まで30分となっていました。2年ぶりの日本です。桜ももう咲いていることでしょう・・・
DRも無事入国手続きを済ませ、一緒に税関を抜けました。ようやっとホッと一息です。京成電車で高砂駅まで向かいました。駅の改札には寒い中で、カツオさんが持っていてくれました。荷物を車に積み込み、いりこさんとカツオさんの新居に向かいました。まだ引っ越して2週間ほどしか経っていないために、少し迷いながらの道中となりました。可愛らしい一軒家が見えました。柴ワンコのルーちゃんに大歓迎を受け、いりこさんとも久しぶりの再会をしました。しばらくの間、いりこさんとカツオさんのお世話になります。
つづく
3月23日、待ちに待った日本への出発当日を迎えました。ワンコ達の健康診断書をあらかじめ病院から受け取り、ワンコホテルへの準備も間違いなく終了していました。今回は、チェリーの某エアーラインのマイレージが4万マイルを越えたので、ホノルルと成田間のエアー代は無料になりました。DRの分の同じ便のエアーチケットを、1月の始めごろに購入しました。ホノルルを出発するのが昼過ぎだったので、ゆっくり準備を済ませることが出来ました。出掛ける前に、パソコンでチェックインを済ませ、11時頃にハラバのホテルに凸凹コンビを預けて、後ろ髪を引かれながら空港へ向かいました。
少々時間は掛かりましたが、無事に荷物を預け飛行機に乗り込みました。出発の時間を少し過ぎていましたが、どうにか飛行機はホノルル空港を飛び立ちました。ドリンクサービスが終わった頃に、右側の翼部分を写真撮影しているパイロットの姿を客室キャビンで見かけました。今まで何度も利用した飛行機ですが、フライトの最中にパイロットを見かけたのは初めてのような気がします。なんだか嫌な予感がしました。通常だとドリンクサービスの後には、食事が出される筈ですが、キャビンアテンダントたちはなぜか片づけを始めていました。ここでパイロットからのアナウンス。なんでも、本来ならくっついている右翼部分の何かかが剥がれているらしい。このまま飛び続けることは可能だが、成田空港上空にはクロスウィンドがあり危険なのだそうだ。ホノルル空港に戻り、点検と修復をすることになったのだ。ため息が出た。ちょうど前日に成田空港で飛行機事故があったばかりだった。いままで成田空港で死亡事故は起きたことが無いそうで、初めてのできごとだったらしい。事故機は旅客機ではなく、貨物機だったため、犠牲者はパイロットを含めた数人らしい。
ホノルル空港に到着した。修復工事の2時間ほどキャビンの中で缶詰めにされた挙句、その日のフライトはキャンセルとなった。代替の飛行機もなく、取替え用の部品も無いために、翌日成田から運ばれてくる部品が到着しないと修理できないそうだ。キャビン内のあちらこちらから溜め息が聞こえた。明日のフライトは未定だが、決まり次第連絡をもらえるらしい。この便に乗り合わせている全員へに、ワイキキホテル1泊、バスの往復とミールクーポンが配られることになった。飛行機から降りて、ラゲージクレームに預けた荷物を取りに行った。そのままバス乗り場に誘導されて、バスが来るのを待っていた。この時に、日本の大手の旅行会社J×Bの強さを見せつけられることになった。総客数の半分くらいがJ×Bの客のように見えました。数人のJ×Bの現地係員が、積極的に誘導して次々にバスに乗せていきました。それに対して、エアーライン側のたった一人の係員は、満足に日本語も話せない始末でした。何でJ×Bの客だけ先に乗せるのか聞いてみると、今駐車場に停車しているバスは、J×Bが自腹で独自にオーダーしたバスなので、個人旅行者やその他の旅行会社の旅行者は、エアーラインの用意したバスで移動になるのだと答えが返ってきた。エアーラインのバスの到着には、まだ30分ほど掛かるらしい。J×Bの旅行代金は、他と比べると少々高い気がしていたが、何かこういった出来事へ対処法がとても良い為なのかもしれない。
どうにかホテルに到着した。フロントにも人が溢れかえっていた。チェリーはトイレに行きたかったので、DRを一人フロントに残し出かけた。戻ってみると、待っているのはDRだけで、あんなに溢れかえっていた人影が忽然と消えていた。みんなどこに行ったの?と聞くと、DRは怒った顔で知らないと言った。間の悪い時にトイレに行ったので怒っているみたいだった。慌ててホテルの人にどこへ行けば良いのか聞いたら、そこまで誘導してくれました。どうにか大きな人だかりにたどりつき、数十人を追い越して列に並ぶことが出来ました。幸い列の動きは早いようで、次々にルームキーを渡されていく姿が見えました。ホッとしたのも束の間でした。チェリーたちの前の前のグループで係りの女性の動きが止まりました。そしてマネージャーらしき女性が、信じられないことを口にしました。エアーラインから預かっていた部屋が全てなくなってしまいました。今、もっと部屋を増やせるかエアーラインと確認中なので、しばらく待って欲しいと言われたのです。どよめく旅行者たち。チェリーの後ろにはまだ20~30人ほどのラインが続いていました。多めに部屋を用意しておくべきじゃないのか?とも思いました。15分くらいたったときに、係りの女性が現れ、ルームキーを4個持っていました。つまり、4部屋は今出せるらしい。チェリー達は3番目に並んでいたので、どうにか部屋でゆっくり休めることになりました。
つづく
いりこさんの買い物リストの中に『ニンテンドー DS Lite』がありました。彼女のからのメールには、AmazonのURLが貼り付けてあったのだが、購入する前に値段をチェックしに軍人さんのストアに行ってみることにしました。鍵の掛かったガラスケースの中には、所狭そうに20個ほどのDSが並んでいました。値段は、ネットとほとんど同じでしたが、タックスフリーで送料が掛からない分だけ割安感がありました。ピンクが人気ないのか、ずい分余っているようでした。ちなみにいりこさんの希望は、ブルー。先週末に、特別割引になるスクラッチカードが自宅に届いていました。そのスクラッチカードを清算の時に削り、出たパーセンテージが割り引かれることになる。5~25%までの数字が隠れているので、最低でも5%引きにはなるというはずれの無いカードです。それを使えば、こちらのストアで購入した方がかなりお得になる。ただし、スクラッチカードには、使用できる期間があるので、それを待つことにしました。
数日後、カードを握りしめてストアに向かいました。ところが、どこを見てもDSが見当たりません。店員さんに聞いてみたところ、昨晩に最後のDSが売れてしまったとのことでした。数日前まで20個近くもあったのに、すべて売れてしまうなんて、ショックでした。その時、チェリーの携帯が鳴りました。なんと、相手はいりこさん。まるで、チェリーの姿を見ていたの?というくらいのタイミングの良さでした。かくかくしかじかと説明をしました。とても残念そうないりこさんでした。
Amazonに出しているストアの一つは、Targetだったことに気が付きました。そうなんです!カポレイにはTargetがある!しかも、こちらも5ドル引きになるクーポンが自宅に送られてきていました。つまり、ネットと同じ値段で送料も掛からず5ドル安くなるのです。さっそく行って来ました。さすがにTarget!品数豊富で、カラーバリエーションも多かったです。希望のブルーをゲットしました。いりこさん良かったね♪
その後、実はチェリーも便乗して買ってしまいました♪しかも人気の無いピンク。さっそく、ソフト『ドラゴンクエストV』英語版も購入しました。日本語版は、何度も遊んだことがありましたが、英語バージョンは初めてです。さっそくローディングしてみました。懐かしいメロディーが流れてきます。きれいな画面と音質に感動しました。なんだか涙が出そうです。すごいぞDS! しばらく凝ってしまいそうです。
チェリーが今持っている携帯電話は、PCの機能を備えたポケットPCです。メールが読めるだけでなく、簡単なオフィスのペパーワークやPDFファイルも開くことが出来ます。そしてもちろん、カメラ、ビデオ、MP3、ゲームなどの機能も兼ね備えています。でも、DSを使ってみて思いました。野菜は八百屋で、魚は魚屋で買ったほうが良いですね。色んな機能を備えていても、全てが少しずつ色あせているように感じます。数年前にさばおくんからDSをプレゼントされたチェリーママは、既にDSを愛用していたらしいので、彼女から大分遅れたチェリーです。ただいまDSエンジョイ中です。
今週の月曜日に3度目のフォトフェイシャルに行ってきました。先週ケミカルピーリングをしたばかりでしたが、相変わらず顔のニキビたちは元気にパーティ中です(涙)ミュラドのにきび用のローションもまったく役に立たずに、ニキビの栄養になっているんじゃないかと疑いたくなるくらいです。顔中にニキビ後の醜いシミが残り、その内シミの中に目鼻があるような顔になるのかもしれません。フォトフェイシャルは3回までの施術を予定していましたが、数週間様子を見てみて今後どうするか決めようと思っています。金銭的に結構つらいものもありましたから・・・
eBayでケミカルピーリングの液が売られていますが、良く見ると発信元が香港になっていました。安全性の目安となる、発信元のフィードバックのパーセンテージは決して悪くは無いのですが、相変わらず石橋を叩いても渡らないチェリーは買うことが出来ません。やっぱりアメリカ国内じゃないと、なんとなく不安なのです。
一時帰国を控えて、日本のいりこさんからの購入リクエストに答えて、このところたて続けにAmazonやeBayで買い物をしています。その中に立体のクマさんの形をしたケーキ型があるのですが、これはアメリカのWiltonという有名なストアで売られています。結構高さのあるこの立体ケーキ型に合わせて、いりこさんは新しいオーブンを買ったらしい。アメリカのオーブンは、人が中に入れそうなくらい大きいけど、ほとんどの日本のオーブンレンジはコンパクトにできています。いりこさん曰く、内側の大きさをからみて、使えそうなオーブンは選べるほど無かったそうです。ケーキ型は軽いのですがかさばるのでハワイから持って行くのはちょっと大変です。それを2個も運びます。
先日、日本の楽○から配信されていたメールに、日本のどこかのシェフが自分で開発したらしき事を宣伝文句にして、クマの形のケーキを販売している居るのを見ました。写真を見てみると、出来上がりの感じは、ほとんどWilton製のモノと同じ感じでした。まあ、色んな意味でアメリカから来た物は多いので驚かないけど、なんとなくがっかりしてしまいます。日本の歌手が販売しているミュージックビデオが、まるでアメリカの有名歌手のコピーのような作りだったのを見たときの気持ちと同じ感じがしました。車や家電製品のように、既にあるモノをより良く作る技術がある日本だけど、最初の発想はアメリカ発のものが多いのは、なんだか残念です。あ、でもゲームやアニメーションに関しては、そうでもないかも知れませんね。いったい誰に向かって話しているのか分からなくなってきました。今日は、この辺でやめておきます。
3月は、チェリーのバースデー月なので、いつもお世話になっている病院からカードと割引券が送られてきた。来週は、3度目のフォトフェイシャルの予約が入っているのだが、チェリーの肌のコンディションは最悪でした。以前よりも悪くなっている感じなのです。あちこちに出来ている真っ赤なニキビ。ニキビ自体は油っぽいのにニキビの無い場所は乾燥している。割引券をみてすぐに病院に連絡とり、急遽ケミカルピーリングの予約を取りました。幸い、すぐに受け付けもらえたので、さっそく行って来ました。時間が無かったので、ミニフェイシャルとのケミカルピーリングの混合でお願いしました。
ケミカルピーリングから3日経ちました。肌は相変わらず荒れています。こんな肌では、外に出るのが嫌になってしまいます。2週間後には、日本への久しぶりの帰国も控えています。どうにか落ち着いて欲しい・・・
先日、eBayでいくつかのケミカルピーリング液を見つけました。グリコール酸50%のものと25%ものが売り出されていました。病院でマミさんに聞いてみたところ、買うなら25%の商品にした方がよいとアドバイスをもらいました。通常は、病院でしか取り扱わない濃度の商品が売られていたので、さすがのマミさんも驚いていたみたいです。恐るべしeBay。自分で注射とか打つのは抵抗がありますが、ケミカルピーリングくらいは試してみても良いかな~と思いました。